職場で代々受け継がれているようなExcelファイルって、ありませんか?
例えば出退勤の管理表とか、プロジェクトのスケジュールとか。
自分で一から用意すると大変なので、大抵は誰かが作ったものを流用しますよね。
そういったいろいろな人の手を渡ってきたExcelファイルって、妙にファイルサイズが大きかったりします。
パッと見ではデータ量が多いわけでもなく、マクロがあるわけでもないのに。
何でこんなにサイズがデカいの?っていうファイルに出会った場合に、確認するべき項目をご紹介します。
例えばこんなエクセル
ここでは例として、内容はほぼ空っぽに見えるのにサイズが2MB以上になってしまったExcelファイルを整理してみます。![サイズが大きいExcelファイル](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-TcWvj58bYkLFRb01zgpNammr7D_nEZyCo3EGzA-4BGoRAk0m8_FmgzMkGRkpyX-WI6HF3shz2zonKJ68p83Qwic5uYyLqjrHcv235OjZlqLZAqSGdMTSkHrD6OCTkeIRTUGsEKI4v_w/s640/1.png)
ファイルを開くと、見た目上はシート1枚でデータが何も入力されていない状態となっています。
普通だったら2MBになるような内容ではありません。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhGt2SlrVDyzY02DYdZdPBKDUdDK2ZJjRZ5Mpm0FPsdE_MxEO3n1UCvWjNeChiNcSvLRsnQPZiImSFOViU9kQmZFjdWfOvYPE9vm3Vpr8bt5n62CvqIQEHgrP4nscOaaZ7sAFwnK-4DWTc/s640/2.png)
3つの確認項目
私の職場でよくあるパターンを3つご紹介します。その1.不要なオブジェクトの消し忘れ
Excelのオブジェクトがたくさん貼ってあると、サイズがかなり大きくなります。見えている範囲に無かったとしても、例えば非表示となっていたり、遥か遠くに残骸が残っていることもあるので、見落としがちです。
オブジェクトがあるかどうかは以下の手順で確認出来ます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhOgmbPMsGlwbIS7pR_fsgq8FUmOqqFKSYVVpEiwRdH1saPBOyz6kZDcFCDd9TJNDKiynk_1pTNBmaJdmKGloB71wr_Tgj_S1HXzFB_PPVO7SgN5F2moOqyoyV8852gfYu84ZLPczUVeaU/s640/3.png)
もしも見えていない範囲にオブジェクトがあった場合、オブジェクトが選択状態となるので、不要なものなら削除しましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgJw1nsVnrV3gYePWbovJl-PLadVD_D5L1EIbwLKawCAuuSA2PDdcoFAcIkzf1Sclu0qC3uwPVrX_egAu1mgnsOPbXGB22X6fBXhHSV1C2830R5mwMw_s4DxmwSGip7F-zi6gkE8CzBfII/s640/4.png)
行削除や列削除を行うと、オブジェクトが小さく残ってしまうことがあります。
消し忘れに注意しましょう。
その2.過去に編集したセルの状態が残っている
過去に何らかのデータが入力されたことがあるセルは、有効なデータ範囲としてExcelに認識されている場合があります。一見するとデータが何も入力されていないセルでも、有効範囲と認識されていれば状態が保存されているので、ファイルサイズの肥大の原因となります。
以下の手順で有効なセルの範囲が確認出来ます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3rVySPsIBg_4rEEexLgRnQE88FK1_FZi2M885O0KWlz4jFY1usi09g-GAlOlWOjaLZU1KD4TN05c1ZJzxDgYYBAjFNEW6fQSDe246MCkrf4kC4cjzjo5g5SAaLNWwYa5CDRR0lxaUbUE/s640/5.png)
この例の場合だと、2,432行目のGE列のセルが選択されました。
空のセルを大量に抱えていたことになります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLEhmn7MVGnlbNQv9JYC6FTrvME1JsCSv4GEYI29Shox9O5on1wwBUT3AufTT4jsDX6lc6JnRZ8OhyphenhyphenyYsURBpjcG2Emx3sID5EHbnace7M1GC7FutuLU-lm-AEwL60CVaI3KP_CoFPxW8/s640/6.png)
この場合の対処方法は、以下の操作を行います。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiTW7uk8Em-aQh0CHQjaltC-2q_m1cO33ohPTOkKpUbl0v13yucdlXuCIlJ0jva09zWttzfSyQQku4BWU4MXXaiD7nnB2cMiom-QioU7GFxbdNf4jCY52kKjiibKma4yg6a5K45cIfehUo/s640/7.png)
行を消した事で、シート右端のスクロールバーのつまみ部分(マウスホイールで動く部分)のサイズが長くなれば、有効範囲が狭まったことになります。
その3.非表示のシートがある
シートは見えているものだけとは限りません。非表示のシートが隠れている場合があります。
非表示のシートを表示する方法は、以下の操作を行います。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiTZWmbHvC04g0_ypUkin7iK9aUAR3qjZPvaZGqEhvoDebtKVDc23LeNDgTB9xfl9lkqQxsLToeV5yoKwGHZNpjB5DJ9W2nuad6ijlpwrtTpTyt7wHxrMK7S89vghdC_G1dA8gQvIV-DAI/s640/8.png)
再表示されたシートが不要なものであれば、削除してしまいましょう。
対策後のEXCELファイルのサイズは・・・
もとは2.35MBあったファイルが、60KBにまで小さくなりました!どれだけ無駄なデータを抱えていたかが分かります。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzksLojieYzEi0aL1TKiYp2xaWTWH2w_WAS1_nAg3tCObZjKP-gbsrl-tja-ntk9hoj-ab1cxmfydh_Nc6Vhr0Ssv6nX9kqmHatvUrfJAS0oEyvo6lYlWtfcCF25wok_iH9OAD9AMDS5A/s640/10.png)
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まとめ
Excelのファイルサイズが大きいと、開くのに時間がかかったり、固まる原因にもなります。作業効率の向上にも繋がりますので、不要なデータは削除してファイルサイズは小さくしてしまいましょう。
以上
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